深夜の螺旋
自分から見た自分はどうしようもなくダメで、
しかし他人からの評価はそうでもないらしくて、
じゃあ、ってことで他人からの評価通りに動いてみようとすると、
鏡を見ながら自分の髪を切るようなもどかしさ難しさ不自然さがあって、
たとえうまく動けたとしても、いったいそれは自分なんだろかという疑問が湧き、
しかしそれはきわめて贅沢な前提で、というのも、うまく動けたらまだいいほうで、
期待された結果が出せなかったときの、彼らの落胆ぶりを想像すると申し訳なくて、
そんなわけで、思考も体も硬直し、動けず、つまり、最初に戻る。

