書体作家「佐藤豊」氏のブログより、「フリーってなに、独立ってなに」というエントリー。
痛い。耳がちぎれる。まさにその状況。前の職場を辞め、下請けの位置におさまって7年かな8年かな。ただ、自ら「グラフィックデザイナーです」と名乗ることは、まずない。DTP オペレータという単語を理解してもらえんとき苦し紛れに言うことはあるけど。
俺レベルでデザイナーやなんて、おこがましすぎる。恥ずかしすぎる。そもそもデザイン作業をほとんどしてないから「下請けオペレータです」というのが常。もちろん、下請けを恥じる気持ちはない。もらった仕事は誇りを持って処理する。仕事なんやから当たり前やが。
稚拙なデザイン技術をコミュニケーション能力でカバーしてる、という例を、パソコンの隆盛以後いろいろ見てきた。ようそれでデザイナーなんて名乗るわ、とも思うけど、実際それで生活できてるんやから、それが実力、能力。彼らを厚顔無恥と唾棄するのは負け犬の遠吠えでしかない。
俺にはデザインもやがコミュニケーションの能力も欠けてる。人と接するのが億劫でしかたない。つまり、やから、延々悶々と考える日々。やっぱ向いてないんよな。というか、人間社会が人と人とのコミュニケーションで成り立ってる以上、なにをするにも向いてないということなんやが。
極端な例やが、サヴァン症候群のような突出した才能があれば、間に入る援助者もおったりして、また違った展開もあるんかもしれんが、俺はごく普通の、ただの人。凡人なんやから努力して何かを目指さないかんいかんと何度も思ったけど、何に努力すべきかもわからんまま焦り空回りし、考え疲れ、下請けの仕事を毎月ただ黙々とこなし、時間は過ぎる。