流されたのが入田とは
大政奉還の後やから幕末とは言わんのかな、1868年に堺事件なんていうできごとがあったらしい。こないだ初めて知った。詳しく知りたいと思って大岡昇平の『堺港攘夷始末』を買うてみたものの、あまりの詳しさと、古語で書かれた引用文の多さに挫折し、飛ばし読み……。吉村昭みたいに小説仕立てにしてくれると読みやすいんやが。
ウィキペディアにも書かれてるけど、土佐藩士たちの切腹シーンは凄まじい。たしかにこれじゃ刑罰の意味合いが薄れてしまうわ。英雄になる。切腹を免れた人々は、四万十川のすぐ西側、入田(にゅうた)に流されたらしい。むちゃくちゃ身近な土地のことに驚いた。『堺港攘夷始末』には、蕨岡出身の力士なんてのも出てきた。どこにでも歴史は積み重なっとるもんなんやな。
